復旧シミュレーションの短縮

独自開発したプランニング技術では、複数のロボットの最適化なパス(軌道)をバーチャル上でシミュレーションします。例えば自動車の車体のスポット溶接ロボットが、8~10台がグルリと囲んで近接設置された工程で、稼働中に突然止まってしまったとします。そのときロボットをゼロ地点に戻すことが必要になることがあります。どのロボットアームから動かせばほかのアームとぶつからずに原点復帰することができるのか、熟練した作業員でもプログラミングペンダントで動作させると何時間もかかってしまう作業になりますが、プランニング機能で最適パスを自動生成することで、数分でシミュレーションが完了するので復旧のためのエンジニアリング時間を大幅に短縮します。

この技術はほかにもランダムに置かれたもののピッキング等、現場の状態が不確定な場合の自動パス生成に応用することができるため技術開発を進めています。

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