品質経営

当社が考える企業価値とは、社会を含む全てのステークホルダーの満足や信頼の集合体と定義しており、この集合体の質を向上し、量を拡大させることで企業価値の最大化を図ろうと考えています。そのための顧客価値創造活動とは、「お客さまのビジョン達成に貢献する活動」 すなわち、お客さまに寄り添って、一緒に考え問題や課題を解決していくことでお客さまのビジネスが成功することと考えています。
この顧客価値創造活動を支える経営基盤としてESGやTQM、YDXがあり、さらにその土台として企業文化や風土、安川グループ経営理念があります。これらを強くすることで、目まぐるしく変わる経営環境や顧客ニーズや価値観の変化に対し適切に対応できるようになると考えています。

 

TQM活動

当社は、1981年にTQC活動を開始しました。その目的は、当時、システムエンジニアリングが中心であった当社のビジネスを、メカトロニクスに大きく舵を切るためであり、トップの方針を隅々まで浸透させるために方針管理を徹底することから始まりました。その功績が認められ、1984年には「デミング賞」を受賞しました。さらには、2024年には、個人のデミング賞である「デミング賞本賞」を小笠原会長が受賞いたしました。

現在のTQM活動は、経営基盤の一つとして位置づけ、QC的アプローチと小集団活動により、方針管理のPDCAサイクルと日常管理のSDCAサイクルの両輪を効率的に回すことで経営基盤強化に繋げることを目指しています。

K30活動

TQM活動の一つとして、「業務効率を今より30%以上向上させよう」をスローガンにK30活動をグローバルに展開しています。
K30活動は、顧客視点での改革や改善の取組み通じてQCストーリを実践し、経営基盤の強化に繋がる問題解決力、課題達成力の向上を狙いとした全員参加の活動です。

 

品質教育

当社の品質経営、特に開発力につながる、品質・安全性・信頼性の作り込みを支える実践力を備えた人材を育成するために、以下のようなコースの品質教育を実施しています。

  • 品質マネジメントコース(ISO9001、プロジェクトマネジメントなど)
  • 安全規格認証コース
  • 再発防止コース
  • 信頼性設計コース
  • QC基礎コース

また、職場内でのOJT活性化も図るため、必要なスキルについては各部門での育成状況(レベル・人数)を定量的・定期的に把握、計画的に強化しています。

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