未来を担う技術者育成のために、若年層への様々な支援や活動を行っております。
ロボット村(安川電機みらい館、安川電機歴史館、ロボット工場、YASKAWAの森)をはじめ、各工場、ロボットセンタなどを活用し、当社が100年以上にわたり培ってきた「電動機(モータ)とその応用」を中心とした技術と製品に触れていただき、日々進化を続ける科学技術への関心を促すとともに、次世代のものづくりを担う人材の育成に貢献します。
本社事業所がある北九州市の博物館や科学館の子ども向けプログラムに協賛し、みらい館での手作りモータ教室を開催しました。当社のコア技術の源であるモータが動く原理の基本を学んでいただくとともに、トライ&エラーを繰り返しながら、ものづくりの楽しさ、奥深さを感じていただきました。
本社事業所がある北九州市の女子中学生を対象に、理系の職場やものづくりの現場を紹介する体験型イベント「安川電機ガールズデー」※1を2015年から毎年開催しています。2024年度は、当社で新しく企画制作した、模型のロボットを組み立ててプログラミングで動かす「ロボット手作りキット」を導入、当社の社員が講師役を務め、ものづくりの楽しさを体験していただきました。また、性別に関わらず好きなこと・関心のあることを仕事にするイメージを持ってもらえるよう、お仕事紹介や座談会を通して当社エンジニアと交流していただきました。
※1:「ガールズデー」とは、ドイツ政府が2001年に始めた女子の技術系進路への推進キャンペーンで、企業・大学・研究センターなどが、小・中・高の女子生徒を招待するオープンイベントのこと。
「ロボット手作りキット」
経済産業省主導のもと将来のロボット関連人材の育成を推進するために組織化された「未来ロボティクスエンジニア育成協議会(英語名:The Consortium of Human Education for Future Robot System Integration、略称:CHERSI(チェルシー))」に参画しています。CHERSIの支援対象は高等専門学校、工業高等学校 、高齢・障害・求職者雇用支援機構で、当社はこれに参画することにより、高度化する産業用ロボット市場にむけた幅広いロボット利活用人材の輩出に貢献します。
2005年より「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)」に協賛しています。このコンテストは、全国の高専が参加してロボット製作のアイデア、技術、性能を競う教育イベントで、1988年から毎年開催されています。
ロボット事業を営む当社は、次世代の技術者育成のため、多くの若者がものづくりに情熱を注ぐ高専ロボコンを応援しています。
創立100周年事業の一環として、株式会社学研パブリッシング(以下、学研)出版企画の小学生向け学習教材「まんがでよくわかるシリーズ」の企画・
制作による「はたらくロボットのひみつ」を刊行し、学研を通じて全国約22,000の小学校および3,200の公立図書館に寄贈しました。
「まんがでよくわかるシリーズ」は小学生向けに様々なテーマをわかりやすく紹介する学研の学習教材シリーズで、「公益社団法人日本PTA全国協議会」からの推薦図書として20年以上にわたり子どもたちに親しまれています。当社はこの発刊の趣旨に賛同し、当社の主力製品の1つである産業用ロボットを通して子どもたちにものづくりへの興味を抱いてもらい未来への可能性を広げていってもらいたいと考え、協賛しました。