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JA全農と協業開発を進める“きゅうり葉かき作業自動化”の
実証から本格的導入フェーズへの移行について

お知らせ2024年2月28日

 

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小川 昌寛)は、全国農業協同組合連合会(本所:東京都千代田区、代表理事理事長:野口栄、以下「JA全農」)と、「日本の農業の発展と日本の食と農の国際競争力強化に貢献することを目的」として、2018年12月より業務提携を行い、畜産・農業生産・流通販売の3分野を中心に自動化技術の可能性を検討しています。農業生産においては、実証農場の“ゆめファーム全農SAGA”(佐賀県)において「きゅうりの葉かき作業」の自動化実証などを進めてきましたが、このたび葉かき率が安定的に7割程度と一定の成果が出て、本格的な現地導入フェーズへと移行しましたのでお知らせいたします。

 

 きゅうりの葉かきは、生育段階で所定の高さより下にある光合成能力が低くなることで栄養を奪ってしまう古い葉を取る作業のことです。この作業はきゅうり収穫の前工程であり、できるだけ人手をかけない効率性が求められてきました。2023年度には、農業現場にて生産性とユーザビリティーを向上させた検証機を用いて長期的な実証を行い、夜間での稼働を含め、人手に代わるロボットの導入効果を確認することができており、並行してきゅうり収穫の自動化も検討しています。2024年度は、実証農場にて更なる性能の向上に向けたロボットシステムの作り込みを進めるとともに、新たな取組みとして施設園芸農業に分類されるトマトやナスなどの他の作物への水平展開も視野に入れ、JA全農との連携を強化しながら推進していきます。

 

 近年、農業現場における労働力は減少傾向にあり、自動化の実現は必要不可欠です。当社がこれまで培ったロボットやモーション技術を応用することで自動化を実現させるとともに、新たな事業モデルを創造していきます。JA全農と協同で、日本農業の発展と食の安定供給を進めることによる社会貢献を目指します。

 

【事例】ゆめファーム全農SAGAで実証中の“きゅうり葉かきロボット”

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2024/02/news_1188236.png

     

 

【お問合せ先】

株式会社 安川電機

上席執行役員 コーポレートブランディング本部長

林田 歩

TEL:093-588-3076

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