新製品2019年7月9日
株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小笠原 浩)は、人協働ロボットの新たなラインアップとして、MOTOMAN-HC10DT防じん・防滴仕様タイプ (可搬質量10kg、最大リーチ1200mm) を7月9日(火)より販売開始しましたのでお知らせします。
MOTOMAN-HC10DT防じん・防滴仕様
近年は、深刻化する労働力不足を背景に、さまざまな分野でロボットを活用した自動化による生産性向上や製造コスト削減が強く求められています。そのため、安全柵が不要※1で人と並んで作業ができる人協働ロボットの活用により省スペースでフレキシブルな生産ラインの実現が期待されています。
このたび、人協働ロボットの新たなラインアップとして、ちりやほこり、また液体などへの耐環境性を向上させた人協働ロボットMOTOMAN-HC10DT防じん・防滴仕様タイプを製品化しました。工作機械へのワーク投入など、ちりやほこり、液体の混入などが想定される過酷な環境においても人協働ロボットの導入が可能になり、多様化するお客様のご要望に応えます。
また、ロボット先端部にコネクタを設置したことで、ロボットハンドなどのツールを直接取り付けることが可能になり、より使いやすさが向上しました。
※1 安全機能により安全柵なしのシステム構築が可能ですが、全てのケースにおいてリスクアセスメントを実施する必要があります。
(1)防じん・防滴保護等級※2で、IEC規格のIP67※3を全軸において実現
全軸においてIP67の防じん・防滴構造を実現しており、標準仕様のMOTOMAN-HC10DTに比べて耐環境性を大幅に向上しました。また、表面にアクリルウレタンを塗装し、先端フランジの材質にはステンレスを採用することで、衛生面への配慮から水洗が必要な用途での使用も可能です。
※2 IEC(国際電気標準会議)で定められている製品の防じん・防水における保護等級(International protection Code)
※3 IP67:じんあいは侵入せず、一時的な水没に対して保護できる。
(2)使いやすさの向上
ロボット先端部にコネクタを配置したことでツールを直接取り付けることが可能で、セットアップ時間の短縮にも貢献します。また、ロボット内蔵ケーブルについても、ロボット先端へのカメラ搭載などに便利なEthernet用ケーブル内蔵タイプを新たに準備しました。
自動車・機械関連部品などの搬送・組立、工作機械へのワークの投入(マシンテンディング)、食品の搬送※4・薬品・化粧品などの搬送
※4 SIやユーザーとの間で十分なリスクアセスメントを実施したうえで適用ください。
(1)販売時期 2019年7月9日(火)
(2)販売価格 オープン価格
※ETHERNETは、富士ゼロックス株式会社の商標です。
【お問い合わせ先】
株式会社安川電機
ロボット事業部 事業企画部 営業推進課
宇郷 徳昭
TEL:093-645-7703
FAX:093-645-7802