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新型多用途適用型ロボット「MOTOMAN-GP20HL」を発売開始
-上腕部の中空化により艤装ケーブルの内蔵が可能、ワーク接近性向上を実現-

新製品2019年6月25日

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長 小笠原 浩)は、多用途適用型ロボット(GPシリーズ)の 新たなラインアップとして、MOTOMAN-GP20HL(可搬質量20kg、最大リーチ3124mm)を620日(木)より販売開始しましたのでお知らせします。

 

 ハンドリングで使用されるロボットは様々な業界や用途で使用されるため、それらの市場ニーズにタイムリーかつ的確に応えるべく、当社では様々な製品ラインアップを開発・製造し、市場へ提供してきました。

 MOTOMAN-GP20HLは、可搬質量20kgで最大リーチが3124mmのロングアームタイプのロボットです。上腕部の中空化(ストレート中空φ50を確保)により艤装ケーブルの内蔵が可能で、更なるワーク接近性の向上を実現しており、シーリング用途をはじめ部品の搬送、組立、ロードアンロードなど様々な分野の自動化に活用できます。

 

 また、新たな制御方式を採用した世界各地域で異なる電圧や安全規格にも対応できる新型ロボットコントローラ「YRC1000」と合わせて使用することで、ロボットのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/GP20-1.png

1.主な特長

(1)ワーク接近性の向上

上腕部の中空化により、艤装ケーブルの内蔵が可能で周辺設備とのケーブル干渉を気にせず使用することができ、ワークとの接近性向上を実現しています。また、艤装時間の短縮にも貢献します。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/GP20_2.png

(2)ロボットの出しうる最高速度で動作

・最高速度動作指定(VMAX機能)により、直線動作時の最高速度制限を撤廃。ロボットの教示位置・姿勢に応じて、直線動作可能な最高速度を自動計算して動作します。これにより、従来の最高速度制限以上の高速度で動作することが可能となり、ロボットの動作時間を短縮します。

 

(3)動作速度変化によらず軌道は1本

・新たな軌跡制御の採用により、軌跡誤差を最小化(当社従来比80%向上)しているため、テスト運転・プレイバック時も動作速度変化によらず同じ軌跡で動作可能です。

 

(4)セットアップ時間の短縮と省配線

・従来機種では2本必要だったロボットとコントローラ間の接続ケーブルが1本のみとなりました。これにより設備立ち上げ時間を短縮するとともに、配線の少ないすっきりとした設備を実現します。

 

(5)メンテナンス性の向上

・マニピュレータ内部の通信線の断線や各軸サーボモータのエンコーダ異常が発生した際には、プログラミングペンダント上に異常アラーム(該当ロボット軸の通信エラー)を表示し、異常箇所を特定しやすくなりました。また、通信線の断線時の仮復旧や異常箇所特定のための仮配線を行えるマルチポートが各部位に標準搭載されており、仮復旧・仮配線にかかる時間が短縮できるなど、メンテナンス性にも非常に優れています。

2.主な用途

 自動車・機械関連部品などのシーリング用途や搬送・組立、ロードアンロードなど

3.販売計画

(1)販売時期  2019620日(木)

(2)販売価格  オープン価格

 

 【お問い合わせ先】

株式会社安川電機 

ロボット事業部 事業企画部 営業推進課

宇郷 徳昭

TEL:093-645-7703

FAX:093-645-7802

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