新製品2014年6月24日
株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、発売以来ご好評を頂いているACサーボドライブ“Σ-V(シグマ・ファイブ)シリーズ”に、超小形ACサーボモータΣ-Vmini駆動用の小形・軽量・高性能な多軸サーボパック「Σ-V-MDシリーズ」を新規にラインアップしました。
2007 年4 月に、当社は「ダントツ性能、かんたん立上げ、優れた拡張性」を基本コンセプトとしたΣ-Vシリーズをリリースし、半導体・液晶・電子部品市場およびGM市場などで、幅広くご使用いただいています。
しかし、近年、さらなる生産性向上のために、市場からは多軸制御による装置の高効率化への要望が増えています。こうしたご要望に応えるために、当社はΣ-Vminiサーボモータを多軸制御できる基板タイプのサーボパックΣ-V-MDシリーズを製品化しました。
Σ-V-MDにはフレキシブルな軸数に対応可能な「A01形」と、多軸一体でコンパクトな「A02形」をラインアップし、装置の市場・用途別に最適な製品をご提供します。
(1) 装置の省スペース化を実現
多軸制御により装置の省スペース化が可能。コンパクトな基板タイプのサーボドライバにより、さらなる小形化、軽量化を実現し、装置の小形化に貢献します。
(2) 電源・通信ケーブルを大幅削減
指令インターフェースはモーションネットワークMECHATROLINKIIIに対応。電源や通信ケーブルの接続本数を大幅に削減(8軸の場合では約1/8に)可能になります。
省配線化によりコストを削減でき、装置可動部の配線スペースを低減します。
(3) 装置可動部への搭載
耐振動性能を49m/s2 (5G)まで対応 (従来製品比10倍)し、装置可動部へのサーボドライバの搭載が可能になりました。それにより、装置固定部と可動部のケーブル配線数が減り、配線コストを削減すると共に配線スペースの低減で装置のさらなる小形化に貢献します。
(4) ダントツ性能を維持
Σ-Vシリーズの制御性能や使いやすさをそのまま継承。また、ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国でお使いいただけるように各種規格(CEマーキング、RoHS指令、KCマーク)にも対応しています。
(5) 装置に合わせて選べるラインアップ
装置に必要な軸数や、取り付けスペースに合わせて最適な製品を提供します。
電子部品実装装置、半導体製造装置、ロボットやAGV(無人搬送車)などのバッテリ駆動の搬送システムなど、サーボモータを複数軸使用し、装置可動部へのサーボドライバ搭載や、小形化、省配線が求められる装置などにお使いいただけます。
(1)販売開始日 2014年 6月23日
(2)販売計画 2014年度 100台/月
(3)販売価格 オープン価格
【お問い合わせ先】
株式会社 安川電機
モーションコントロール事業部 事業企画部
吉田 太朗
TEL: 04-2962-5470
FAX: 04-2966-0746
*サーボパック、MECHATROLINKは当社登録商標です。