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バイオメディカル用途に最適化した新形双腕ロボットMOTOMAN(モートマン)-BMDA3
― 大幅に軽量化しデザイン性を向上 ―

新製品2013年11月5日

 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、医療やバイオ研究分野における試薬や検体の分析前処理作業向けに最適化した新形双腕ロボット「MOTOMAN-BMDA3」を開発し、2013年12月より発売を開始します。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2013/11/336_top_1.jpg

1.製品化のねらい

バイオメディカル分野における創薬・製薬・臨床検査等の研究・開発の現場では、人手による作業が多いため、実験データの精度と再現性にバラツキが発生しやすく、また研究者が日々の繰返し作業に追われて本来の研究・開発業務に注力できないといった潜在的な課題があります。これらを解決するため、当社の産業用ロボット(双腕ロボット)を活用したロボットシステムを開発し、既に実際の現場で稼動を開始しています。
 このたび、バイオメディカル用途の新形双腕ロボットを、独立行政法人産業技術総合研究所 創薬分子プロファイリング研究センター様と共同開発いたしました。
既に製品化済みの双腕ロボットとあわせたラインアップにより、実験作業の正確性・再現性の向上や、これまで暗黙知だった熟練作業スキルの可視化・共有化を確立し、より創造的な研究・開発環境を提供します。

2.主な特長

(1)広い動作範囲を保ちつつ軽量化
最大リーチ725mmを確保しながら、本体質量60kgと当社従来機種(SDA10:最大リーチ720mm、本体質量220kg)に比べ大幅に軽量化しました。また、全軸80W以下の低出力モータを使用しています。
(2)バイオメディカルの現場に調和したデザイン
バイオメディカルの研究現場で人と共に働くための親和性を考慮し、清潔感・上質感のあるデザインを採用しました。
また表面の拭き取りやすさを考慮し、外表面をフラットな形状に仕上げています。
(3)優れた衛生管理設計
特殊な塗装と表面処理により、過酸化水素水洗浄(拭き取り洗浄)に対応しています。またクリーン度はISOクラス6に対応しています。

3.主な用途

・プロテオミクスのための分析前処理作業
・遺伝子解析のための分析前処理作業
・再生医療分野を含むスクリーニング作業

4.販売計画

(1)販売開始日 2013年12月
(2)販売計画  2015年度 約100台
(3)販売価格  オープン価格

 

本製品は2013年11月6日から9日まで東京ビッグサイトで開催される「2013国際ロボット展」に出展予定です。

 

【お問い合わせ先】
株式会社 安川電機
ロボット事業部 
グローバルマーケティング部
上野 祐一郎
TEL: 093-645-7703 
FAX: 093-631-8140

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