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太陽光発電用パワーコンディショナ「PV1000」が登場
– 汎用インバータ技術を応用し、業界最高水準の変換効率を実現 –

新製品2010年8月24日

 地球環境の改善に向け太陽光や風力など再生可能エネルギーの活用が求められ、大きな市場を形成しつつあります。株式会社安川電機(取締役社長 津田 純嗣)は、今年5月に発表した風力発電用の電気品「Enewin」シリーズをはじめとして本市場への取り組みを強化しております。今回、業界最高水準の変換効率を実現した太陽光発電用パワーコンディショナ*1 「PV1000」を製品化いたしました。その第一弾として、公共・産業用途向けとして200V 3相及び200V単相 10kWの販売を開始いたします。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2010/08/101_top_1.jpg

1.製品化の狙い

 当社は、中期経営計画「Challenge100」において、新規事業の柱の一つである「環境エネルギー」事業領域で取組みを開始しています。このなかで、風力や太陽光など自然エネルギーによる発電関連分野を「創エネルギー」分野と名付け、当社のパワー変換技術をベースに自然エネルギーを効率よく活用する製品開発を進めております。
 この「創エネルギー」分野の柱の一つとして、太陽光発電用パワーコンディショナを開発いたしました。
 本製品は、独自技術により高効率を実現するばかりでなく、接続箱*2 や気象計変換器*3 等の、通常外部設置が求められる機能を標準で内蔵したことや、入力電圧範囲を広くし太陽電池接続の自由度を高めたことなどにより、使用場面にあわせた柔軟な対応を可能にしております。
 このたび製品化しました機種に加え、今後、5kWレベルの小容量機種から100kWレベルの大容量機種まで、ラインナップを広げてまいります。

2.主な特長

(1)高効率制御
 汎用インバータで培った世界最高レベルの高効率パワー変換技術により、変換効率94%以上を実現しています。(接続箱機能を除く、DC400V入力時)
(2)広範な入力電圧範囲
 入力電圧DC100V~600Vで運転可能です。また、DC250V以上で定格出力が可能です。
(3)自立運転機能
 系統停電時の非常負荷運転用として、自立運転機能を持っています。
(4)その他
 JET((財)電気安全環境研究所)認証取得済み(登録番号:P-0144)

3.販売計画

(1)販売開始  :2010年9月21日
(2)販売計画  :2010年度 500台
(3)販売価格  :1,350,000円(PV1000 200V3相10kW 鋼板筐体)

 

【語句説明】
*1  パワーコンディショナ:太陽電池パネルによって発電された直流電力を交流電力に変換

  し、電力網に供給したり、一般の電気機器で使用できる電力を作り出す機器です。

*2 接続箱:複数の太陽電池アレイによって発電された直流電力を、一つにまとめる機能を

  持つ機器です。

*3 気象計変換器:日射計や気温計から出される電気信号を、記録計等で使用できる電気信号

  に変換する機能を持つ機器です。

 

[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機 インバータ事業部  
環境エネルギー機器事業統括部 推進部
部長 山田 達哉
Tel:(0930)23-5079 Fax:(0930)23-3010

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