新製品2017年9月25日
株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、長期経営計画「2025年ビジョン」に掲げるヒューマトロニクスの事業領域確立に向けて、脳卒中等の脳血管疾患、整形疾患などによる上肢運動機能障害を持つ方に対するリハビリテーション支援を目的とした上肢リハビリ装置 CoCoroe AR2(ココロエ エーアールツー)※1を9月25日(月)より販売開始します。
当社ではこれまで臨床研究モデルにて、国内医療機関でリハビリテーション現場からの様々なニーズを吸い上げながら臨床研究を行い、製品化に向けた開発を進めてまいりました。
本装置は、日本国内において管理医療機器(クラスⅡ)/特定保守管理医療機器として医療機器認証※2を取得しています。
なお、本装置は、9月27日(水)から29日(金)まで東京ビッグサイトで開催される第44回 国際福祉機器展H.C.R.2017への出展を予定しています。
※1 AR2:Arm Rehabilitation Robotの頭文字から取った製品名です
※2 医療機器認証番号:229AHBZX00015000
本装置により、上肢リハビリ訓練を多数回かつ長時間行うことが可能となり、療法士の負担を減らすことができます。
・使用対象者:脳卒中等の脳血管疾患、整形疾患などによる上肢運動機能障害を持つ方。
・装置の目的:電気・振動刺激を併用しながら、装置による効率的な上肢(肩、肘)のリハビリテーションを提供します。
・シンプルな製品で取り扱いも簡単です。
装置の構成
・サーボ制御にて患者の運動能力に合わせて、腕の重量を適切に免荷することで、筋力の弱い患者でも容易に反復訓練ができます。
・運動と同期して動作時の筋肉に電気・振動刺激を与えることで、意図する自動運動をさらに容易にします。
・目標物を見て(視覚刺激)、目標到達を音で確認できます(聴覚刺激)。
訓練のイメージ
・訓練目標物のスイッチの配置を変更し、日常生活動作の向上に役立つ複数の上肢機能訓練パターンを患者に合わせた難易度で提供できます。訓練は6つのパターンを選択できます。
訓練パターン
訓練の例: リーチング
・販売開始:2017年9月25日(月)
2013年5月27日 上肢リーチング訓練装置の開発
https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/technology/6100
2016年6月1日 上肢訓練装置AR2の臨床研究モデルを販売開始
https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/product/16396
【お問い合わせ先】
株式会社 安川電機
マーケティング本部 新規市場開発部
三次産業市場開発課
課長 中田泰輔
TEL 03-5402-4663
FAX 03-5402-4554