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新型多用途適用型ロボット「MOTOMAN-GP25」を発売
- ロボットの適用範囲を拡大し、さらなる生産性向上へ貢献 -

新製品2017年5月29日

 株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、多用途適用型ロボット(GPシリーズ)の 新たなラインアップとして、MOTOMAN-GP25(可搬質量25kg)を529日(月)より販売開始 いたします。

  • https://www.yaskawa.co.jp/wp-content/uploads/2017/05/GP25.jpg

    MOTOMAN-GP25 と YRC1000コントローラ

1.開発の狙い

 近年の更なる生産性向上の要望を背景に、ロボットには出来る限りコンパクトな設置性を確保しながら、可搬質量の増加やさらなる高速・高精度化が求められています。当社はこれらのニーズに応えるため、メカ構造を刷新した新型ロボット「GPシリーズ(可搬質量7~12kg)」を開発しました。今回新たなラインアップとして発売開始したMOTOMAN-GP25(可搬質量25kg)は、部品の搬送、組立、シーリング、ロードアンロード、研磨等の様々な分野の自動化に活用いただけます。

 また、新たな制御方式を採用し、世界各地域で異なる電圧や安全規格など様々なニーズに対応できる新型コントローラ「YRC1000」とご使用いただくことで、ロボットのパフォーマンスを最大限に引き出します。

2.主な特長

(1)ロボットの出しうる最高速度で動作

 従来の最高速度制限を撤廃。加減速制御の改善によりロボットの姿勢によらず限界まで加減速時間*1を短縮します。

 *1 トップスピードに達するまでの加速時間と停止するまでの減速時間を合わせたもの

 

(2)動作速度変化によらず軌道は1本

 新たな軌跡制御の採用により、軌跡誤差を80%減少(当社従来比)。テスト運転・プレイバック時も動作速度変化によらず同じ軌跡で動作します。

 

(3)今までアクセスできなかったところに手が届く

 周辺機器との干渉が少ないスリムアームを採用。コンパクトボディながら業界トップクラスの動作範囲を実現しました。

 

(4)耐環境性に優れたアーム形状

 悪環境における粉じん、液体の堆積を少なくする丸みを帯びた耐環境デザインを採用しました。また、手首軸はIP67を標準採用し、手首部とケーブル出口部への異物浸入対策を強化しているため、従来機種と比較して外乱に強い構造となっています。

 

(5)セットアップ時間の短縮と異常時対応の向上

 給電ケーブルは1本でセットアップ時間を短縮。断線時にはプログラミングペンダント上で異常個所を瞬時に表示するなど、メンテナンス性にも優れています。

3.主な用途

 自動車・機械関連部品などの搬送・組立・シーリング、ロードアンロード、研磨、アーク溶接

 ※アーク溶接用の装備品(溶接機、溶接トーチ、コンジットケーブル、ガスホース、ワイヤ送給装置、ワイヤー リール等)を付加したパッケージが必要です。

4.今後のラインアップ

 既に販売を開始しているMOTOMAN-GP7GP8GP12、および今回販売開始したMOTOMAN-GP25に続いて、今後も順次ラインアップを拡充してまいります。動作性能、操作性、保全作業効率を向上し、使いやすさを追求した「GPシリーズ」にぜひご期待ください。

5.販売計画

 (1)販売時期  2017529日(月)

 (2)販売価格  オープン価格

 

 

 【お問い合わせ先】

株式会社安川電機 

ロボット事業部 事業企画部

鈴木 聡

TEL:093-645-7759

FAX:093-645-7802

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