新製品2016年9月6日
株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、ロボット用アーク溶接電源MOTOWELD-X350、交流ユニット(XACU)を2016年9月5日より販売開始しました。
MOTOWELD-X350
交流ユニット(XACU)
自動車業界におけるアーク溶接現場では車体の軽量化に伴い、溶接対象の薄板化が進んでいます。そのため従来の溶接工法では対応が難しい領域が拡大しており、薄板化に対応する溶接機のニーズが高まっています。
こうしたニーズに応える独自のソリューション提案を行うべく、当社は従来の溶接電源を高機能化させると共に薄板化に対応する溶接電源を開発しました。
(1)AI機能:シンクロウェルディング機能
MOTOWELD-X350は新形ロボットコントローラYRC1000対応機種(AR1440等)との組合せにより「シンクロウェルディング機能」を実現しました。この機能は溶接トーチ角度変化に応じて適切な溶接波形調整を自動で行います。この機能によりトーチ角度変化に伴う溶接条件調整の時間を短縮します。
トーチ角度変化に応じた最適溶接波形の自動調整
MOTOMAN-AR1440
YRC1000コントローラ
(2)交流ユニット(XACU)との組合せによる薄板溶接
MOTOWELD-X350と交流ユニット(XACU)を組合せることで、薄板に有効な交流溶接が可能となります。対応可能な板厚の下限を従来の1.0mmから0.5mmまで拡大し、ニーズが高まる薄板溶接に対応します。
(3)後付可能の交流ユニット(XACU)
交流ユニット(XACU)はMOTOWELD-X350に後付可能となっております。そのため対象ワークの変更等により溶接条件調整が難しくなった場合に、新しい溶接機を購入することなく交流溶接機へアップグレードすることが可能です。
自動車用シート、排気系部品、足回り部品の溶接等
(1)販売開始 2016年9月5日
(2)販売価格 オープン価格
(3)目標販売台数 年間3,000台
*当社調べ
株式会社 安川電機
ロボット事業部 グローバルマーケティング部
佐々木 陽一
TEL:093-645-7703
FAX:093-645-7802