新製品2015年11月9日
株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、2013年11月の販売開始以来、その性能と使いやすさにより、多くのお客様にご好評いただいているΣ-7(シグマ・セブン)シリーズに、 コントローラ内蔵2軸一体サーボパックΣ-7Cモデルをラインアップし、2015年12月より販売を開始します。
コントローラ内蔵2軸一体サーボパックΣ-7Cモデル
このたび販売を開始するコントローラ内蔵2軸一体サーボパックΣ-7Cモデルは、マシンコント ローラMP3300とACサーボドライブΣ-7Wを一体化した製品です。両者の機能・性能を保ちながら、 小規模な装置や機構の制御に最適な構成を実現します。
近年、お客様から多く寄せられる「装置のモジュール化」「分散システム化」「コンポーネント小型化」といった要望にもお応えするために、特に機能を強化しています。
①省スペース・省配線
・2軸サーボパックとコントローラ機能を一体化し、従来システムに比べて幅を34mm削減。(*1)
・装置制御に必要なI/O (*2), Ethernetポート(*3)を標準装備しており、1ユニットのみで PLCレスの小規模装置のシステムを構築可能。
・内部2軸に加え、MECHATROLINK-Ⅲ接続による外部4軸(*4)の最大6軸構成。
・従来必要だったMP3300とΣ-7W間のMECHATROLINK-Ⅲケーブルが不要。
②装置のモジュール化を実現
・省スペース・省配線の特長を生かして、装置のモジュール化・分散制御のシステム構成を実現。
③保守性向上
・コントローラ機能部のバッテリレス化を実現。定期的な交換が不要となり、メンテナンスの手間とコストを削減。
・I/Oの出力部は、保護機能を強化。(コントローラ機能用)
④応答性
・Σ-7Wと同等の速度周波数応答3.1kHzを実現
・高速I/O搭載。(コントローラ機能用)
・内部2軸は内部バスに接続され、コントローラからの指令/応答遅れを最小化。
(外部軸との同期も可能)
⑤互換性保持
・エンジニアリングツールは、MPE720 Ver.7、SigmaWin+ を使用。
⑥拡張性
・オプションユニット装着時、MP2000シリーズオプションモジュールによる機能拡張が可能(*5)。
*1 : MP3300ベースユニット(1スロット版)とΣ-7W (400W)の組合せと比較
*2 : コントローラ機能部DI 16点/DO 16/PI 1ch、サーボ機能部DI 14点/DO7点
*3 : Ethernetは富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
*4 : スレーブ機器は最大8局接続可能。そのうち、サーボパック、インバータは4局まで接続可能。
*5:SVA-01,SVB-01,SVC-01,PO-01,MPU-01,215IF-01,216AIF-01,EXIOIFを除く
・印刷機械
・包装機械
・簡易ロボット
(1)販売開始日 2015年12月
(2)販売計画 2016年度 200台/月
(3)販売価格 オープン価格
【お問い合わせ先】
株式会社 安川電機
モーションコントロール事業部
営業部販売推進課
山田 浩二
TEL: 04-2962-5470
FAX: 04-2966-0746