お知らせ2007年8月28日
株式会社 安川電機(取締役社長 利島 康司)は、1974年に世界初のトランジスタインバータ(VS-616T)を出荷して以来、33年目の今年、汎用インバータの累積出荷台数が1000万台に到達しました。安川電機のインバータ事業は、その品質・性能・機能がお客様に認知され世界トップシェアの座を確保しています。2006年度の世界シェアは *1)14%を超える見通しです。
安川電機のインバータ事業は、これまでに多くの革新的な世界初のドライブ技術を開発してまいりました。こうした技術開発の成果により、インバータ事業は年々大きく成長しています。「技術立社 安川」によるこれらの技術は、デファクトスタンダード(世界標準)として広く業界に浸透しており、今日では世界トップシェアの座を確保しています。そして、これまでの成果により、累積の出荷台数が1000万台を突破いたしました。
安川電機は、1974年の製品投入以来、100万台達成(1993年)までに19年間を要しましたが、500万台達成(2002年)まではその後9年間、1000万台達成まではその後5年間で到達しています。1994年に世界初の *2)ASIPMを採用した超小形インバータVS-miniCを投入後、急激にその数量を伸ばしています。
また、生産においても、1992年に米国でのインバータ生産開始を皮切りにグローバルに生産拠点を展開し、今日では、日本の工場を*3)マザー工場として、*4)米・欧・中の3拠点に海外工場を展開しており、安川電機の現地に根ざした事業展開は、広くお客様の信頼をいただいています。
安川電機は、これまでモータ制御のパイオニアとして多くの革新的な世界初の技術を盛り込んだインバータを製品化し、売上げの拡大を図ってきました。
2006年11月には、新形の小形汎用インバータ「V1000」を市場投入し、お客様のさらなるニーズに応えています。
昨今は、地球環境温暖化防止を背景とした省エネルギーニーズの高まりによる省エネルギー対策機器として市場に大きく受け入れられており、さらに売上げを拡大しています。
安川電機は、インバータ累積出荷台数1000万台達成を弾みに、さらに好調に推移するインバータへの需要増と、昨年発表した「V1000」を初め、今後の新製品販売計画に合せてより大幅な生産能力の増強が必要と判断し、*5)新工場建設を中心としたグローバル生産体制の再構築を行っています。 新工場は、今秋本格稼動を予定しており、今後、市場への製品供給能力を大幅に向上させ、世界NO.1シェアを誇る業界のパイオニアとして、その立場をより強固なものとします。
[文中用語説明]
*1 安川電機による推定
*2 インバータに特化した高性能トランジスタ・モジュール
Application Specific Intelligent Power Module
*3 行橋事業所
インバータ生産の主力工場 (所在地 : 福岡県 行橋市 西宮市 2-13-1)
*4 海外工場の所在地
米国工場(1992年生産開始): YASKAWA ELECTRIC AMERICA INC.
イリノイ州 バッファローグローブ
および ウイスコンシン州 ニューベルリン
英国工場(1993年生産開始): YASKAWA ELECTRIC UK LTD.
スコットランド カンバノールド
中国工場(1996年生産開始): SHANGHAI YASKAWA DRIVE CO., Ltd.
上海市 嘉定区
*5 新工場:
新工場建設地 : 行橋事業所敷地内
規模 : 建物面積 12,000m2
稼動 : 2007年9月操業開始予定
[ご参考]
本ニュースリリースの内容は、お客様向けに発行しております「安川ニュース 秋号 No.280」にて紹介しております。また、当社ホームページにおいてもご覧頂けます。
当社ホームページURL : http://www.yaskawa.co.jp/
[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機
インバータ事業部 事業企画グループ
課長 川野 清(カワノ キヨシ)
Tel. 0930-25-2548
Fax. 0930-25-3431