お知らせ2005年4月27日
株式会社安川電機(取締役社長 利島 康司)は、好調に推移する産業用ロボット“MOTOMAN(モートマン)”の受注状況と今後の拡販計画に対応するため、同製品の生産能力強化を目的として新工場を建設します。 |
1.当社ロボット事業の状況
産業用ロボット“MOTOMAN”は、好調に推移する自動車産業や、需要が拡大する液晶基板・半導体搬送用途向けに高い出荷実績を誇り、累積出荷台数は、計画より6ヶ月前倒しで2004年度下期までに12万台を超えました。また、2004年度出荷実績でも世界シェアは前年比5%増の25%となり、世界トップの実績です。 |
2.新工場建設においての戦略
出荷実績増加に伴い、十分かつ効率的な生産能力を備えるよう新工場を建設し、既存の工場・設備を含めた新生産体制の構築を行います。新生産体制の構築では、以下の点を重要な基本構想に位置付けています。 |
(1) |
外専内標の強化:徹底したカスタマイズ |
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(2) |
高い内製率を有効活用し高収益企業へ |
3.新工場の概要
新工場建設地は、本社(福岡県北九州市八幡西区)敷地内とし、同敷地内にある主力工場を「ロボット村」にする計画のもと建設を行います。規模は建物面積1万m2で、操業開始は、夏着工をめどに2005年11月を予定しています。生産能力については、新工場に既存の工場・設備を含めた生産体制の再構築を行い、市場動向と当社受注状況に合わせ年間24000台(月産2000台)体制を構築します。 |
4.新工場の特徴
新工場は、当社産業用ロボットのメイン工場となります。生産能力は、既存工場に比べてリードタイムで1/2、生産効率で30%増となり、主な特徴は以下の通りです。 |
(1) | 一部セル生産方式の導入 用途別量産タイプロボットと特殊オーダ仕様に合わせた個別対応ロボットの生産ラインを分離し、リードタイムや部品準備など、それぞれの生産特性に合った方式を採用することで効率を向上させる。 |
(2) |
ラインの大幅な自動化 |
(3) |
大形ロボットに対応 |
5.工場再編後の生産概要
新工場では、スポット溶接・塗装・大物ハンドリング等の中・大形ロボットの組み立てを行い、既存工場では、アーク溶接・小物ハンドリング等の小形ロボットと液晶基板・半導体搬送用ロボットの組み立てを行います。 |
[お問い合わせ先] |
株式会社 安川電機 |
ロボティクスオートメーション事業部 |
事業企画部 部長 |
富田 也寸史(トミタ ヤスシ) |
Tel.(093)645-7703 |
Fax.(093)631-8140 |