お知らせ2016年1月26日
株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、一般財団法人 省エネルギーセンター主催の「平成27年度省エネ大賞」において、製品・ビジネスモデル部門で「安川マトリクスコンバータ U1000」が経済産業大臣賞を、省エネ事例部門で「事業所再編によるロボット村の省エネ推進」が省エネルギーセンター会長賞をそれぞれ受賞しました。
本表彰制度は、国内において、省エネルギーを推進している事業者及び省エネルギー性に優れた製品を開発した事業者を表彰するものです。省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進、省エネルギー産業の発展及び省エネルギー型社会の構築に寄与することを目的としています。
この度受賞した「安川マトリクスコンバータ U1000」は、1月27日(水)~1月29日(金)に 東京ビッグサイトで開催される「ENEX2016(第40回地球環境とエネルギーの調和展)」のアワードコーナーで展示され、当社ブースでもご紹介いたします。また2月23日(火)~2月26日(金)に開催される「HVAC&R JAPAN 2016(会場:東京ビッグサイト)」でも展示いたします。
1.「安川マトリクスコンバータ U1000」 経済産業大臣賞(製品・ビジネスモデル部門)
世界で初めてマトリクスコンバータ技術を応用した製品 U1000は、高調波対策、電源回生における既存システムの課題を一掃し、インバータを超えるパフォーマンスで、2014年4月1日の受注開始以来お客様設備の省エネに貢献してまいりました。本製品は単体で電源回生とモータドライブを両立し、エレベータ、クレーン等の昇降機械の回生エネルギーを活用することで、年間消費電力量の約50%の削減を実現しました。この度その省エネ効果が認められ、省エネ大賞の最高位である経済産業大臣賞を受賞することができました。
特長1.高調波レス
インバータでは電力変換を行う際に、入力電流の歪みにより高調波が発生し、電源設備の過熱・破損や精密機器の誤動作など他の電気機器に障害を与える場合があります。データセンタや病院など精密機器を扱う公共施設では特に対策が必要になります。「安川マトリクスコンバータU1000」は、特別な対策をすることなく、電源電流ひずみ率5%以下、入力力率0.98以上を実現します。
特長2. 電源回生
モータは回すとエネルギーを消費し、回されると発電します。
この回生エネルギーを熱として放出するのではなく有効活用することで、約50%の省エネ効果を実現します。
特長3. シンプルなシステム構成
インバータで高調波抑制と電源回生を行う場合、別途電源回生コンバータと周辺機器が必要です。
「安川マトリクスコンバータ U1000」では、これらの対策が1台で可能になり、制御盤設置面積を65%削減します。
<ご参考 ニュースリリース>
2014年4月1日 インバータを超える次世代モータドライブ
マトリクスコンバータU1000を販売開始
2.「事業所再編によるロボット村の省エネ推進」 省エネルギーセンター会長賞 (省エネ事例部門)
環境未来都市・北九州市に本社を置く当社は、創立100周年を機に“100のエコ”をテーマに 本社拠点の事業所再編を実施しました。本社棟、ロボット工場、展示施設など新旧建屋同時に 省エネを推進し、その活動が認められ受賞することができました。
2014年度のエネルギー使用量は2010年度比、原油換算で1,380kL/年(42%)削減、 ピーク電力は1,168kW(35%)削減を達成しています。
ロボット村における省エネ事例
ロボット村の全景
【お問合せ先】
株式会社 安川電機
広報・IR部長
林田 歩
TEL: 03-5402-4564
FAX: 03-5402-4580