お知らせ2021年2月1日
株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市 代表取締役社長 小笠原 浩)は、1974年に世界初のトランジスタインバータを出荷して以来、国内外のお客さまに広くご愛顧いただいてきました。
このたび2021年1月にインバータの累積出荷台数が3,000万台達成しましたのでお知らせします。
安川インバータシリーズ
当社はモータ制御を強みとして、ベクトル制御、デジタル制御、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)駆動、ASIPM(Application Specific Intelligent Power Module)駆動など、これまでに革新的な世界初のドライブ技術を搭載した製品を数多く製品化してきました。こうした開発の成果により、デファクトスタンダード(世界標準)として広く業界に浸透し、世界の経済成長に合わせてエレベーターや空調を始めとする社会インフラを支えるとともに、工場の生産効率の改善や品質向上、 省エネ・CO2削減に大きく貢献してきました。さらに、3レベル制御、マトリクスコンバータなど、世界で当社のみが汎用インバータとして製品化しているドライブ技術でお客さまの課題を解決し、 高い評価をいただいてきました。そして2016年4月には、コンポーネントとして最先端のモータ制御機能を実現するとともに、お客さまの機械設備を止めない異常予兆といったソフト面の付加価値も搭載した「GA700、CR700、GA500」の販売を開始し、多くのお客さまに使用いただいています。
生産現場では生産効率や品質の向上、トレーサビリティーの確保などスマート工場化に向けた取組みが進められています。この実現に向け、これまでの自動化に「デジタルデータのマネージメント」を加えたソリューションコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を推進しています。当社のインバータは、高速・高応答化という性能向上に加え、モータ制御を通じて機械の稼働状況を高速でモニタリングし、これらの情報から、高い生産効率、高い品質、止まらない生産を実現するデジタルデータソリューションを提供できる製品を目指します。
また、当社は2019年にインバータ事業と、インバータと互換性の強いPMモータ事業を統合しました。これまで培ったモータ技術とその制御技術を融合したドライブ技術により、業界をリードする小型化、省エネ化ソリューションの強化を図ります。
さらに、グローバル5拠点(日本、アメリカ、中国、欧州、インド)の生産拠点、グローバル4拠点(日本、アメリカ、中国、欧州)の開発拠点を置くとともに、各地に販売拠点を設けサービス体制の強化を図ることで、市場の多様なニーズに対応していきます。
【お問い合わせ先】
株式会社 安川電機 広報・IR部
TEL: 03-5402-4564
FAX: 03-5420-4408