お知らせ2025年2月4日
株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小川 昌寛)が2024年11月に製品化したバッテリー搬送用1t可搬スカラロボット「MOTOMAN-ME1000」が、一般財団法人 省エネルギーセンター主催の「2024年度省エネ大賞」において、最上位の「経済産業大臣賞」(製品・ビジネスモデル部門)を受賞しました。
受賞した「MOTOMAN-ME1000」は、電動自動車(EV)の床面に取付けられることが多い大容量バッテリー組み付けに対応した業界初*となる1t可搬質量を持ち、低床部へアクセス可能(地上同一面まで降下可能)なスカラロボットです。これまで重量物搬送の現場では垂直多関節型ロボットが多く使われており、ロボットサイズや非常に大きなエネルギー消費量が課題でした。MOTOMAN-ME1000はモータ総容量を小容量化することで消費電力を削減し、お客さまの生産設備のトータルコスト削減とコンパクト化が可能となります。ロボット質量あたりの可搬能力を従来製品の1.6倍にするとともに、モータでの消費電力を約45%削減した点などが評価されました。(*当社調べ)
スカラ機構ではロボットアームの自重を支えるため、駆動モータで保持する必要がなく消費電力を削減できます。スカラ機構により、ロボットアームの旋回動作範囲を必要最小限にし、周辺設備との干渉スペース確保の削減が可能です。また、同一可搬が可能な多関節ロボットと比べて軽量(3.25t)となっており設置工事の負担を軽減します。
業界初* 1t可搬スカラロボットMOTOMAN-ME1000を販売開始
- 重量化するEVバッテリーの車体床面への組込みを支援 - https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/product/1299984
https://www.e-mechatronics.com/product/robot/assembly/lineup/me1000/spec.html
【お問合せ先】
株式会社 安川電機
上席執行役員 コーポレートブランディング本部長
林田 歩
TEL:093-588-3076