地球の豊かな恵みを次世代へ継承するために、
2025年に当社CO2排出量の100倍のCO2を当社製品で削減
-グリーンプロセスとグリーンプロダクツを両輪とした環境経営の推進-
当社グループの環境経営は、生産活動(グリーンプロセス)に伴う環境負荷低減と当社製品(グリーンプロダクツ)を通じた世界中のお客さまの環境負荷低減への貢献の両輪で推進しています。特に気候変動問題への取組がグローバルでの喫緊の課題であることを認識し、2025年に当社製品によるCO2削減貢献量を当社グループによるCO2排出量の100倍以上とする(CCE100*1)ことを目標に環境経営を推進し、持続的な企業価値向上につなげます。2022年度はCO2排出量削減の目標を大きく達成し、CCE100の指標は約67倍となりました。
*1 Contribution to Cool Earth 100
生産活動(グリーンプロセス)における環境負荷は従来以上に低減するとともに、当社技術力をもって製品の環境性能を高め、製品(グリーンプロダクツ)により世の中の環境負荷を低減することで更なる貢献を果たします。
気候変動がグローバルで様々な影響を及ぼすことが問題となる中、当社コア技術であるパワー変換技術等を活用した製品を通じたCO2排出削減を中心に、多面的な環境活動により持続可能性を追求し、企業価値向上を図ります。
2050年に当社グループの事業活動に伴うCO2*排出量(スコープ1*+スコープ2*)を実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指します。これに伴い、2030年の同CO2排出量を2018年比で51%削減します。
さらに、サプライチェーンの上流や下流のCO2排出量(スコープ3*)に対しても2030年のCO2排出量を2020年比で15%削減します。
この2030年の目標は、企業のCO2削減目標が科学的な根拠と整合したものであることを認定する国際的なイニシアチブであるSBTiによって「1.5℃目標」として認定されました。
*CO2:二酸化炭素およびその他温室効果ガス(フロン等)を含む
*スコープ1:主に燃料使用に伴う排出(直接排出)
*スコープ2:購入した電力・熱の使用に伴う排出(電力会社等による間接排出)
*スコープ3:スコープ1、スコープ2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
環境中期計画(2023-2025年度)では環境長期計画の達成に向けて2025年度目標に加えて、水使用量の削減目標を設定し、今まで以上に省資源活動への取り組みを強化いたします。
環境中期計画(2023-2025年度)のKPI | 目標値 | |
---|---|---|
グリーン プロセス |
グループのCO2排出総量削減 | 30%(2018年度比) |
CO2フリー電力比率(安川電機) | 75% | |
グループの廃棄物排出量削減 | 3,986t以下(2018年度実績以下) | |
水使用量削減(安川電機) | 1%削減(2022年度比) | |
グリーン プロダクツ |
製品を通じたCO2排出量抑制累積 | 12,000万トン(2016年度以降累積) |
RoHS指令対応 (追加4物質含む10物質排除) |
100%対応 | |
マネジメント | グループEMS統括機能範囲拡大 (環境影響負荷比) |
99%以上 |
環境中期計画2023年度目標 | 取組み状況と2023年度成果 | 自己評価 | |
---|---|---|---|
グリーン プロセス |
グループのCO2排出総量削減 12%(2018年度比) |
グループのCO2排出総量削減 19%(2018年度比) |
◎ |
CO2フリー電力比率 58% (安川電機) |
CO2フリー電力比率 58% (安川電機) |
○ | |
グループの廃棄物排出量 3,986トン(2018年度実績以下) |
グループの廃棄物排出量 80%(2018年度比) |
○ | |
安川電機の水使用量 1%削減(2022年度比) |
安川電機の水使用量 98%(2022年度比) |
○ | |
グリーン プロダクツ |
製品を通じたCO2排出量抑制累計 8,400万トン |
製品を通じたCO2排出量抑制累計 10,441万トン |
○ |
対象製品についてRoHS指令対応100% | 対象製品についてRoHS指令対応100% | ○ | |
マネジメント | グループEMS統括機能範囲拡大 環境影響負荷比99%以上 |
環境影響負荷比98.8% | △ |
自己評価 :◎目標達成度130%以上、○目標達成度100%以上、△目標達成度50%以上、×目標達成度50%未満