有限会社ヤスダヨーグルト 飲むヨーグルトのパレタイジング
有限会社ヤスダヨーグルトは、生乳の旨味と成分にこだわったヨーグルトを生産・加工・販売している
はっ酵食品総合メーカーです。
商品の入った段ボールの運搬用のカゴ台車に積み上げる作業に、当社の人協働ロボットを導入いただいています。
有限会社ヤスダヨーグルトでは生乳にこだわり、商品の賞味期限が20日前後と短いため、365日製造を行っています。そのため、通年にわたり人手不足が課題であるとともに、1箱約5.4kgの商品段ボールを積み上げる作業は重労働のため、作業者にも負担がかかっていました。そこで、狭いスペースでも設置でき、安全柵なしで人の近くで作業ができる当社の人協働ロボット(FAMSが販売しているパレタイジングシステム「CoboPal(コボパル)」)を導入いただきました。
使用しているカゴ台車は3種類以上あり、それぞれ微妙にサイズや材質が異なるため、何度も試験を行い、材質に合わせたセンサーを選定したことで、異なる種類のカゴ台車への段積みを実現できました。その結果、人手不足の解消とともに、作業者の負担軽減にもつながりました。
■人手不足の解消(実質作業員2名分に相当)
■身体的負担を伴う作業からの解放(約5.4kgの段ボールを積み上げる単純作業)
■狭い場所にも設置できる
■人の作業スペースにレイアウト変更なしで置き換えられる
■安全柵なし、人の近くで作業が可能
■防じん・防滴仕様なら清掃も簡単
生乳にこだわった当社の製品は賞味期限が20日前後と短いため、工場は年中無休で稼働しています。また、中心地から離れた場所に立地していることもあり、通年を通して人手不足が課題でした。
以前より交流があったFAMSからロボットの教示教育、24時間監視サービス、メンテナンス等がセットになったパック商品を紹介いただいたときに、人手不足の解消とともに、作業の中でも重労働で作業者の身体的負担の大きいパレタイジング作業を自動化できるのではないかと感じ、導入を決めました。
導入にあたっては、限られたスペースでの効率的なパレタイジング作業や3種類の異なるカゴ台車への対応、生産ラインを止めない速度の確保などさまざまな課題がありましたが、その都度、担当者の方と協力しながらラインやプログラムの修正を行い改善を重ねました。
その結果、今ではプログラム由来の停止事例はほとんど発生していません。スペースの課題はありますが、150gのラインへのロボット導入についても前向きに検討したいと思っています。