当社は1970年代の第一次オイルショックの混乱のなかにおける、経営への危機感から、創業者・安川第五郎の「創立の動機」をもとに、当社の企業理念を成文化した「社憲」を1979年に制定しました。そして2022年にグローバル全従業員の理解深耕・実践強化に向け、その理念を「私たちの存在意義(Our purpose)」、「私たちの価値観(Our Values)」、「社員の心得(Our Actions)」に分け、安川グループ経営理念として改めて整理しました。
この経営理念は、私たちが事業を遂行する目的(存在意義)と、品質・利益・市場を核とする価値観ならびに日々の行動指針(社員の心得)の旗印となるもので、そこに込められた精神は時代が移り変わっても揺らぐことのない『私たちの原点』そのものです。私たちは、この原点を安川グループが未来に向けて持続的に成長していく心の拠り所として、そして判断の軸として日々の実践に務め、経営理念の実現を目指します。
安川電機は創業以来「電動機(モータ)とその応用」を大きな柱とし、事業を拡大してきました。その事業の遂行を通じて当社の多様な技術・製品が社会に広がることで、機械の高度化やものづくりの自動化・省力化、労働力の不足や3Kからの解放といった社会課題の解決につながります。人々が安全で安心な人間らしい生活を送れる社会をつくること。これを私たち安川グループの存在意義とします。
当社グループはこの使命達成のために、つぎの3項目を掲げ、その実現に努力する。
私たちは、当社の伝統を尊重し、経営理念の実現に努めるとともに、世間の信頼を高め、もって会社の繁栄と自らの幸福を求めます。とくに、つぎの5項目を日々の行動指針とします。
一、お客さま本位に徹しよう。
一、高品質と高採算をあわせて追求しよう。
一、研鑚を重ね、不屈の気概をもって競争に打ち勝とう。
一、視野を広め、発想を転換しよう。
一、互いに信頼を深め、一致協力に努めよう。