新製品2014年4月22日
株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長 津田 純嗣)は、様々な業種に合わせた可搬質量のハンドリングロボットを提供し、市場のニーズに応えてまいりました。このたび、ハンドリングロボット新シリーズのラインアップに2機種を追加し、5月9日より発売開始いたします。
ハンドリングロボットは様々な業界・用途で使用されるため、当社はそれぞれのワーク質量に応じた製品をシリーズ化し、市場に提供してまいりました。安全機能を強化した新形コントローラDX200に対応した新シリーズでは、可搬質量のラインアップを見直し、使いやすさを追求した新製品を市場へ投入しています。また、高効率・低コストの生産ライン構築のニーズが高まる中、ロボットの小形化、高速化にも取り組んでいます。
このたび、上記コンセプトのもと、ハンドリングロボット2機種を製品化し、ラインアップのさらなる充実を図ります。
(1)ハンドリングロボット MOTOMAN-MH24
高速でコンパクトな24kg可搬ハンドリングロボット
1.クラス最高の可搬質量24kg
可搬質量を20%アップ(従来機種:20kg→新機種:24kg)し、これにより適応ワークの拡大、各種センサ機器の取り付け等による対象用途の拡大が可能です。
2.クラス最高の動作速度を実現
各軸速度が従来比最大約9%向上しました。クラス最高速の動作性能を実現し、更なる生産性向上へ寄与します。
3.用途最適化構造(中空アームの採用)
上部アームに中空アームを採用しました。この中空アーム内に各種配線、配管することで周辺設備や搬送物との干渉が低減され、作業領域が拡大し、生産効率向上に貢献します。
また、ケーブル・ホース等の揺れや摩耗等が軽減され、メンテナンスの手間が省けます。
(2)ハンドリングロボット MOTOMAN-MH110
高速で広い動作範囲を持つ110kg可搬ハンドリングロボット
1.可搬質量110kgタイプを新たにラインアップ
従来のラインアップ(~80kg、165kg~)に可搬質量100kgクラスの機種を追加しました。
10kgの余裕を持つ可搬質量110kgとしたことで、搬送するワークや装着するツール、センサの選択の幅を広げます。
2.高速・小形・広動作範囲を高い次元で実現
アーム、ベース幅をスリム化したコンパクトなボディながら最大リーチ2236mmの広い動作範囲を持ち、生産ラインの省スペース化が可能です。またこのクラスでは最高レベルの動作速度で生産性向上に貢献します。
3.フィールドバスケーブル用チューブを標準装備
ロボット本体にフィールドバスケーブル配線用のチューブを標準装備しました。省配線化・インテリジェント化を目的に普及が進むFAネットワークへの対応を容易にします。
・MOTOMAN-MH24: 自動車関連部品、携帯電話、パソコン関連、家電機器などを主とした
各種ハンドリング・組み立て用途
・MOTOMAN-MH110: 自動車関連部品、金属加工品等の工程間搬送を主とした各種ハンドリング用途
1)販売開始 2014年5月9日
(2)販売価格 オープン価格
(3)目標販売台数 MOTOMAN-MH24 3000台/年
MOTOMAN-MH110 200台/年
MOTOMAN-MH24は4月23日(水)から26日(土)にかけて東京ビッグサイトにて開催される「2014国際ウエルディングショー」に出展します。
【お問い合わせ先】
株式会社 安川電機
ロボット事業部
グローバルマーケティング部
上野 祐一郎
TEL: 093-645-7703
FAX: 093-645-7802