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　株式会社安川電機（代表取締役会長兼社長 津田 純嗣）は、マシン制御で好評を頂いている高性能なマシンコントローラ MP2000シリーズの後継機種として、サイズ・コストを継承しつつ、更に性能および機能強化を実現した統合マシンコントローラMP3300を開発し、2013年11月21日より販売を開始します。

　2011年10月に「ビジョンシステム」を融合したMP3200を市場投入し、MP2000シリーズの上位機種として高性能、高機能を実現し、好評を得ています。
　今回、MP3000シリーズのラインアップとして、サイズ・コストを継承し、性能向上と使いやすさを追求したMP3300を製品化しました。
　MP3300はACサーボドライブΣ-7シリーズ（新製品）との組み合わせによる“潜在的なFA装置の課題解決、環境や省エネへの配慮”をコンセプトとした新たなシステムソリューションによりお客様の装置に最適なモーションコントロールを提供します。

　～MP2000シリーズからの進化～
（１）制御性能向上
演算およびアプリケーション処理の高速/高精度化、およびプログラム容量の拡大を実現しました。
また、オープンモーションネットワークMECHATROLINK-IIIを標準搭載し、サーボ、インバータ等のMECHATROLINK-III対応機器と高速な同期通信が可能です。
これにより、装置の生産性と性能の向上に貢献します。

（２）メンテナンス性向上
CPUユニット本体にストレージ用USBポートを標準搭載。容易に装置のバージョンアップ／
バックアップ、大容量データのインポート／エクスポートが可能です。
また、データロギング機能により、装置の稼働状態を内蔵RAMまたはUSBメモリへ保存が可能
です。ロギングデータは、遠隔の上位装置から簡単にアクセスすることが可能です。
これにより、装置稼働状態等の大容量のデータを取得することができ、生産現場のトレーサビリティが大幅に向上します。

（３）使いやすさ向上
ACサーボドライブΣ-7シリーズ（新製品）との組み合わせにより、システム全体のサーボアンプの消費電力/寿命予測の一括モニタ（メンテナンスモニタ）、多軸チューニング、およびコントローラと同期したサーボ・データトレース連携が可能です。
これにより、充実したシステム指向のソリューションを提供します。

～MP2000シリーズからの継承～
（４）MP2000シリーズとの完全上位互換
MP2000シリーズからサイズ・コストを継承し、MP2000シリーズの豊富なオプションモジュールも使用することが可能です。また、MP3300のアプリケーションはMP2000シリーズの完全上位互換となっており、MP2000シリーズのアプリケーションプログラムをそのまま使用することが可能です。
これにより、MP2000シリーズを使用している装置の性能、機能強化のためのMP3300への置き換えが簡単に実現できます。

　多軸制御や同期制御などが必要な装置に対して最適です。
[装置]
・半導体・液晶製造装置
・電子部品実装機
・金属加工機
・包装機
・ロボット
・その他一般産業用機械
また、現在MP2000シリーズを使用されている装置において、性能・生産性の向上を目的に使用が可能です。

（１）販売開始日　2013年11月21日
（２）販売計画　　2014年度　300台/月
（３）販売価格　　オープン価格

システムコントロールフェア2013（開催日：11/6～11/8 会場：東京ビッグサイト）にて、
本製品の展示・実演を行います。

【お問い合わせ先】
株式会社　安川電機
モーションコントロール事業部　
事業企画部　営業企画チーム
吉田　太朗
TEL: 04-2962-5470
FAX: 04-2962-6138