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「スマートロボティクスビル」構想の実現を目指し共同開発
- RTを活用した快適な空間の実現へ -

お知らせ2009年2月3日

 株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市、取締役社長:利島康司、以下「安川電機」)と清水建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮本洋一、以下「清水建設」)は、次世代に向けた「スマートロボティクスビル」構想の実現に必要な要素技術の共同開発を進めており、この度、構想展開の第一弾として「スマートショールーム」の実証を行いました。

 

 「スマートロボティクスビル」構想は、ビルのインフラ技術とロボット技術(RT = Robot Technology )を組み合わせて、多様なサービスや快適な空間を実現するための取り組みです。人とロボットが共存し、受付、案内、搬送、清掃、警備など、ビル内の様々な場面でロボットが活躍します。例えば、人がビルを訪れると近くのロボットが近寄ってきて用件を伺い、行きたい所に連れて行ったり、ビル内施設を案内したり、状況に応じたサービスを提供します。

 

 このような空間を実現するためには、ビルとロボットがうまく役割分担して協調していくことが重要です。ロボットのみが全ての機能を担うのではなく、ビル内に既にある情報通信、人検知、機器制御などのインフラ技術にロボット技術を組み合わせ、ビル内で稼動するロボットのIDや位置も含めビル全体を集中管理することで、広範囲で複数のロボットが活躍できるようになります。また、このようなインフラの整備により、目的に合ったロボットを簡単に導入することもできるようになります。

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 「スマートロボティクスビル」構想を展開した第一弾として、清水建設のインフラ技術に安川電機の案内ロボット「SmartGuide(スマートガイド)」を組み合わせた実証スペース「スマートショールーム」を両社内に設け、双方で実証試験を行い、インフラを活用したロボットによるサービス提供の有効性を確認しました。

 

 「スマートショールーム」では、お客様のお出迎えから展示物の説明、お見送りまでを案内ロボットSmartGuideが行います。お客様の来場をインフラが検知し、SmartGuideはインフラからの情報をもとに、音声による展示物の説明やプロジェクタによるプレゼンテーションを行い、お客様に応じた案内サービスを提供します。

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両社は今後も共同開発を更に進め、受付、搬送、警備などの場面に技術を展開し「スマートロボティクスビル」構想の実現を目指していく考えです。次の構想展開として、ロボットによる受付誘導(スマートエスコート)、ロボットによるオフィス内荷物搬送(スマートデリバリ)など順次実証していきます。

 

[お問い合わせ先]
株式会社安川電機 
技術開発本部 ニューメカトロニクス事業化推進室
室長 田中 信一
Tel. (093)571-6112
Fax. (093)571-6044

 

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