お知らせ2008年10月17日
2007年9月に稼動を開始した当社のインバータ工場内に導入したインバータ新生産システムが、
1.組み立て工程の65%を自動化し、旧工場に比べて生産能力を2倍に高めた点
2.約5百種類の製品がラインを流れる混流生産でも安定した品質を維持できるようにした点
が評価され日本経済新聞社主催の「2008年日経ものづくり大賞」を受賞しました。
「日経ものづくり大賞」は、日本経済活性化の原動力になる「ものづくり」の発展に寄与することを目的に、最先端技術や独自の仕組みを採用した「ものづくり」に関わる国内外の工場や研究所、そこで導入しているシステムなどを表彰しています。
今回、受賞した「インバータ新生産システム」は、当社ロボット、FA機器を活用した新生産方式で作業者の習熟度に関係なく、品質よく、高い生産性で安定してモノが作れるよう、機械・ヒト・ITとの融合により、付加価値を最大限に高める生産方式です。その特徴は以下のとおりです。
●“フレキシブル自動組立ライン”による大量生産
当社の産業用ロボットにより各要素作業を機械化したセルモジュールをRFID技術*で連携し、当社のモーションコントローラ・サーボ・インバータを活用した自動生産ライン
●“進化型セル生産ライン”による多品種少量生産
当社の産業用ロボットによる定型作業の機械化と電子支援システムによる人手組立作業の効率化を実現する生産ライン
また、世界中どこで作っても同じ品質、同じ生産性のものづくりを実現するため、同様なコンセプトで構成した生産システムを、英国、中国、米国にある生産拠点で同時に立ち上げました。日本とそれらの各拠点でリアルタイムな生産情報の共有が行われており、グローバルネットワークを介した生産情報の「視える化」を実現しています。
*RFID技術: Radio frequency identificationの略、ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によってヒトやモノを識別・管理する仕組み。
[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機
東京総務部広報グループ長
林田 歩
Tel. (03)5402-4564
Fax. (03)5402-4580