若手×管理職座談会

想いがあれば、応援してくれる風土。
その中で一人ひとりの
キャリアが育まれる。

技術系と事務系それぞれの部長と
若手社員に集まってもらい、
安川電機で描けるキャリア、成長の仕方、
一人ひとりのキャリアを応援してくれる風土や
環境などについて語り合ってもらいました。

MEMBER

  • 桐野 博士
  • 開発設計 部長
  • 1988年入社
  • 加藤 卓
  • 営業 部長
  • 2000年入社
  • 伊藤 純市
  • 開発設計
  • 2018年入社
  • 三澤 日向子
  • 営業
  • 2019年入社

安川電機の若手社員の
活躍はいかがですか?

加藤
当社は若いうちから重要な仕事を任せるという文化があって、三澤さんにも1年目からi3-MechatronicsCLUB(*1)の大きなイベントの司会進行を任せました。そんなのいきなりできるのっていう話もあったのですが…。
三澤
任せると言われた時は「本当に?」って思いましたよ。
加藤
でも、見事に成功して、成果を出してくれました。司会進行をするには、イベントの目的や達成目標を把握した上で準備〜実行に取り組まなければいけないから大変だったよね。
三澤
はい。まずはi3-MechatronicsCLUBの基本的なことから押さえなければいけなかったので。企画については加藤さんに相談に乗ってもらって、とても感謝しています。
加藤
いや、僕は報告するポイントのところでアドバイスしたくらい。
三澤
加藤さんはご経験が豊富な分、当然のことながら私より見渡している部分が広いので、話していると、「それも考えなきゃ」とどんどんブラッシュアップしていくことができました。
加藤
三澤さんのイベント当日の司会進行は素晴らしくて、周りから「あの人、すごいね。元アナウンサーだったの?」なんて声も聞かれて、誇らしかったな。
桐野
当部署の若手も負けてませんよ。私が、学会の論文などを調べている時に、伊藤さんが当部署の技術に近いところを学んでいるのを知って、入社後、ぜひうちの部門に来てほしいと思っていたんですよ。
伊藤
そうなんですか?知らなかったです。
桐野
入社直後から製品開発の中の制御に取り組んでもらっていて、今後、製品としてリリースされていくんです。そこには伊藤さんの努力の結果が出てくると思います。まだ若いけど、十分成長してるよね。
伊藤
いえいえ、まだまだです。桐野さんが、自分たちがやっていることを理解して任せてくれているので、やりやすいです。間違っていたら、ちゃんと修正が入りますし。僕らはどうしても目の前の技術に集中しがちなんですが、桐野さんが俯瞰で見てくれているからこそ、しっかり取り組めているのだと思います。
桐野
伊藤さんは技術的に深く、細かいところをやっているんだよね。でも、その技術だけできても製品はできないので、製品全体を見て開発しようという話は常にしてるよね。
伊藤
はい。肝に銘じております。

上長お二人のこれまでの
キャリアを教えてください。

桐野
印象に残っているのはいくつもありますが、一つは20代後半。当時、鉄道用インバータでしか適用されていなかった技術(3レベル方式)を汎用インバータに採用することを会社に承認され、開発を行ったこと。入社時に「安川電機は好きなことやらせてくれるよ」と聞いてたけど、本当にそんなことやらせてくれるんだって驚きました。結果としては、世界初の3レベル汎用インバータの製品化に成功して。世界初に挑んできた歴史が人から人へ伝わっているという当社の強みを実感できたし、伊藤さんにもそれを期待しています。
伊藤
頑張ります!
加藤
僕は、入社以来やりたいことしかしていないな(笑)。入社3年目に中期経営計画プロジェクトチームのメンバーとして、歩行困難な人が歩けるようになる医療機器の企画を盛り込んだら、その後、それが実現。中期経営計画の一部(ヒューマトロニクス分野)として製品化しました。中国に赴任し、中国仕様の製品の生産・販売を実現したのもそう。そういうことをずっと経験してきて感じるのは、当社では言い出しっぺが最後までやるのが常道ということ。また、そういう覚悟を持って仕事に取り組んでいる人たちがリーダーになっていますよね。
桐野
発起人、発起した部署で最後までやらせてくれるし、自分たちとしても当然やりたくなるよね。
加藤
チャレンジを後押ししてくれる会社なので、思いっきりやることができます。

成長やキャリアにおいて、
安川電機の魅力を教えてください。

伊藤
周りにいる人がその道のプロであることが魅力です。10歳年上の先輩だと、皆さん確立した技術を持っていて、その技術分野の第一人者。その先輩たちが企画から仕様決め、生産企画・管理まで全部やっている姿を間近で見ていると、自分もこうなりたいし、ならなければという気持ちになります。あと、自分が取り組んでいる制御とは違う技術分野のプロたちとも同じ職場で勉強でき、働くことができるのも、成長の糧になっていると思います。
加藤
いろんな技術分野のプロの先輩たちは、いろいろと教えてくれてる?
伊藤
はい。丁寧に教えてくれます。
桐野
制御の○○さん、通信の○○さん、制御回路の○○さん・・・という具合に、当社には「この技術分野はこの人に聞けばわかる」それぞれの分野に精通している人がたくさんいますから。
加藤
営業部門の僕にも技術のことを丁寧に教えてくれて、助けられています。
三澤
事務系の部門でも、部署を超えて、先輩たちが話を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたりします。「この領域だったら、この人が詳しいよ」と教えてくれて、そこに聞きに行ったりも。だから、とても知識や情報が吸収しやすい環境です。
加藤
技術でも営業でも企画でも、若手に仕事を任せる文化は同じ。だからこそ、若手が仕事で壁にぶつかったり、ヒントやアイデアを求めていれば、先輩たちみんながフォローするんだよね。
三澤
面談やキャリアプラン発表会(*2)など、役員や上司が若手社員のキャリアプランについて聞いてくださる機会があるのも嬉しいところです。
桐野
本人が何を考えて、何をしたいと思っているのか。もし、したいことがあって、それに向けて努力しているのなら、叶えてあげたい。それが面談やキャリアプラン発表会の狙いなんだよね。残念ながら、我々が若い頃はなかったけど(苦笑)。
加藤
キャリアプランの参考として、最近ロールモデルをおいてみました。でも、必ずしもそれに合わせなきゃいけないということではないし、自分に合わせて変えてもいい。柔軟に対応できる会社だと思ってほしいな。

若手社員の皆さんの将来の
キャリアビジョンを教えてください。

伊藤
入社時から、一流のモータドライブ技術者になりたいと思っています。それで最終的に会社に貢献できたらと。
加藤
会社に貢献しなくてもいいよ。最後、ノーベル賞取れるくらいの人になればいいんだよ(笑)。
桐野
そうそう。会社にどう貢献していくかは、無理に見つけなくてもいい。個人の成長、技術的な成長を、安川電機という場を借りて成し遂げていこうというぐらいでいいと思う。というか、安川電機の中で一番になるのは当たり前で、コンペティターからも、一目置かれる技術者にならないと。
加藤
桐野さんは、パワーエレクトロニクス、インバータ、サーボドライブと、幅広い部署を経験されていますが、どこへ行っても、「桐野さんに相談したい」というお客様がいらっしゃるからすごいですよね。
桐野
それは、会社のためだけでなく、自分の成長のためにやってきたことの証かもしれません。
三澤
私はi3-MechatronicsCLUBに携わる中で、売れる仕組みや販路拡大などに興味が湧いてきたので、その知見をもっともっと蓄積したいです。
加藤
なるほど。今はそこを頑張ってみたいと考えているんだね。ちなみに、やりたいことっていうのは、いろんなことを経験していく中で変わっていったとしてもいいと思う。僕も、海外勤務は想像してなかったけど、実際に中国に赴任してやりたいことが実現できました。
桐野
自分が思ってもみない異動で仕事の内容が変わって、結果的に成長できたというのはあるね。
加藤
上司は、結構若手の言動を見ているし覚えているものです。僕も入社当初、「商社に入りたかった」なんて話をしていたら、それを覚えていてくれて、後に商社の設立を任されたりしましたし。だから、言いたいことは言った方がいいよ。
伊藤
正直、言いたいことは発信したほうが良いと思うところはありますね。周りの同期を見ていてもそう思います。
三澤
では、私も毎日、言いたいことを言いますね(笑)。
加藤
どうぞ、どうぞ。言ってください。

*1:i³ -Mechatronics CLUB
安川電機が提唱するi³ -Mechatronicsの支持拡大、普及のための情報交換を、各エンジニアリング階層のパートナー様と行い、パートナー様の事業機会拡大を目指すことを目的として発足した会の名称。
*2:キャリアプラン発表会
原則若手層を対象に年に一度、事業部長や部課長層などの前で、自身の考えるこれからのキャリアプランを発表する機会があり、その会の名称を「キャリアプラン発表会」としている。