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車載電池用急速充電器「Enewell-CEV」が登場
– 今後大きく成長が期待されるEV用の急速充電機能に、プラスαの付加価値をご提案 –

新製品2011年1月18日

 株式会社安川電機(取締役社長 津田純嗣)は、このたび電気自動車(以下、EV)などの車載電池用急速充電器「Enewell-CEV(エネウェル‐セヴ:Charger Electric Vehicle)」を開発し、販売を開始いたします。

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1.製品化のねらい

 地球環境に対する取り組みが世界的にクローズアップされ、環境エネルギー問題に対する意識が高まる中、排気ガスを出さず、CO2削減に貢献するEVが注目されています。今後EVが普及するためには、急速充電インフラの整備が不可欠となっており、このたび当社は、得意とする電力変換技術を応用した急速充電器を開発・製品化いたしました。
 インフラとしての急速充電器は、ガソリンスタンド、高速道路などに加え、各種店舗、観光施設、駐車場など、人が車で出かけ駐車するあらゆる場所に設置されることが考えられます。また、急速充電は普通充電と比べると短時間ではあるものの、従来のガソリン給油と比べると時間がかかります。※充電開始時のバッテリ残量により約10分~20分
 このような設置場所や充電時間などの条件に着目し、基本的な急速充電機能のみならず、スペースの有効活用といったプラスαの付加価値を利用者に提供でき、また今後EVの利用が増えるであろう高齢者や女性、そして初めての人でも簡単に操作ができるよう工夫を凝らした急速充電器を開発しました。

2.主な特長

(1)スタンド部と電源部を分離

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* スタンド部設置の省スペース化が図れます。
* ファンなどの動作音が軽減されます。
* ガソリンスタンドに設置する場合の安全性が向上します。
* スタンド部と電源部は最大50m離して設置できます。

 

(2)複数同時充電

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* 最大2台まで、スタンドの増設が可能です。
* 同時に2台の中速充電(最大合計50kW)が可能です。
* 1台だけの使用で急速充電も可能です。
* トータルコストを削減できます。

 

(3)フリースペースの有効活用

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* スタンドのフリーパネルを使って、広告掲載などの様々な付加サービスが提供できます。 
  (掲載物などの付加サービス部分は利用者にて別途準備)

 

(4)操作説明と操作スイッチの一体化

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* 操作説明と必要なスイッチが一体配置されており、初めての人でも簡単に操作できます。
     

(5)その他
* CHAdeMO協議会*1 の仕様に準拠しており、対応するすべてのEVへの充電が可能です。
* 一般社団法人 次世代自動車振興センターの補助金対象機種に申請予定です。
* 電源部は九州電力株式会社様との共同研究により開発しました。

3.販売計画

(1)販売開始 :2011年3月21日
(2)販売計画 :2011年度 100台
(3)販売価格 :360万円 (スタンド1台)
         490万円 (スタンド2台 同時充電機能)

4.その他

以下の展示会に車載電池用急速充電器「Enewell-CEV」を出展いたします。
・2011年1月19日~1月21日『第2回 EV・HEV 駆動システム技術展 (EV JAPAN)』[場所:東京ビッグサイト]

 

[お問い合わせ先]
株式会社 安川電機 インバータ事業部
環境エネルギー機器事業統括部 推進部
部長 山田 達哉
Tel : (0930)23-5079 Fax : (0930)23-3010

 

*1 CHAdeMO協議会: EV用急速充電器の標準化や規格化を推進する団体

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